【Q&A】MCI(軽度認知障害)とは何ですか?

加齢による(もの忘れ)とは捉えられない軽度の認知機能の低下がみられるけれども、認知症を発症しているとは診断されない状態を「軽度認知障害(MCI)」と言います。

認知症の一歩手前のグレーゾーンです。MCIの人の約半数が5年以内に認知症に移行すると言われていますが、認知症はいきなり発症するのではなく、認知機能が徐々に低下して起こるので、MCIの段階で適切な対処で、症状の進行を遅らせたり改善したりできると期待されています。

予防法には、生活習慣病の予防と治療、禁煙、適切な運動、趣味を持つ、人との交流、バランスの良い食事などが挙げられます。

状態に応じてかかりつけ医に相談しながら必要な予防法を取り入れましょう。

軽度認知障害(MCI)のサイン・症状

  • 以前と比べてもの忘れなどの認知機能の低下があり、本人が自覚している。また家族等によって気づかれる。
  • もの忘れが多いという自覚がある。
  • 日常生活にはそれほどおおきな支障はきたしていない。