日常的なお金の管理が難しくなってきた!!!
日々の入出金などが心配に。。。
軽度の認知症などによって、公共料金の支払いや、通帳の管理などが心配になることがあります。けれども、ホームヘルプサービスではお金の管理を依頼することはできません。親と同居や近居ならサポートできますが、遠距離介護の場合、悩ましい問題となりがちです。毎月、一定額の現金(小遣い)を親に渡すために、実家に通うという人もいます。
そのような心配を軽減できるサービスに(日常生活自立支援事業)があります。窓口は親の地元の社会福祉協議会です。このサービスを利用すれば、「生活支援員」が定期的に親の家に訪問し、介護保険サービスの契約や支払い手続きのサポートをしてくれます。
預金通帳や銀行印などを預かり、入出金の代行も。入院時や高齢者施設に入居した場合にも使えます。
利用にあたっては、親本人にこのサービスを利用する意思があり、契約内容をある程度理解できることが必要です。相談は無料ですが、手続きや金銭管理などのサービスを利用する際は、訪問一回あたり1200円程度の利用料がかかります。
悪質商法の被害を未然に防ぐ!!
親の判断力が低下してくると、悪徳業者からの訪問販売の被害や振り込め詐欺などに狙われる頻度が上がり、心配なものです。日常生活自立支援事業の生活支援員の訪問によりお金の動きがわかり、被害を未然に防ぎたという話も聞きます。
なお、親がなんらかの不要な契約をした場合は、クーリングオフで解約できるケースもあります。消費者センターに相談しましょう。
お金の管理を家族が行うようになった理由
- ATMの操作・利用が難しくなった
- お金の計算が難しくなった
- 窓口での説明の理解が難しくなった
- 介護施設に入所・入居した
- お金の概念の理解が難しくなった
- 入院した
- 窓口でトラブルを起こすようになった