遺品整理で気をつけること!

家の外にある遺品を忘れないよう注意

遺品は家の中だけでなく庭やガレージ、物置、倉庫、店舗など家の外にも置かれている可能性があります。庭やベランダに植木があったり、レンタル倉庫に荷物が置いてあったり、共同菜園のスペースを借りているケースもあります。

故人がマンションや団地に住んでいた場合には、駐輪場に自転車を止めていたり、自動車やバイクを自宅の近くの月額駐車場に止めていたりすることもあります。

また、自営業者で店舗や倉庫を借りている場合は、その中にも故人の遺品があるのでしょうし、農業従事者であれば、故人の使っていた作業道具もあります。農機具やトラクターなどはリース品、あるいは複数の農家が共同で所有しているものがあるかもしれません。そして、ポストの中の郵便物や宅配ボックスの中の荷物も要注意です。

家の外にあるものは忘れがちなため、よく確認することが必要です。

遺言書や預貯金通帳が紛れ込む

片付けの最中に相続や役所手続きに係る大事な書類などが出てくる可能性があります。相続手続きがまだ終わっていない場合、これらのものはその後の遺産分割に大きく影響していきます。すでに相続手続きが終わっている場合には、遺産分割をやり直すことになるかもしれません。

片付けの最中にこれらを発見したら、「重要書類」と書いた段ボールの箱に入れて保管し、あとで詳しく調べられるようにしておきましょう。

相続や役所手続きに係る書類

  • 遺言書
  • 預貯金通帳
  • 不動産契約書・権利書(登記識別情報通知)
  • 保険証券
  • 仮入金や他人の保証人になっている契約書
  • 役所からの納税通知書や健康保険・年金などの通知書類
  • 銀行・証券・保険などの会社からの通知