自宅、病院、施設、、、、、。どこで介護する?
在宅復帰が困難な場合
多くの親は、退院後に住み慣れた自宅に戻ることを望みます。しかし、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟、老人保健施設などでリハビリなどを行っても、やはり在宅に戻ることが困難なケースもあります。
困難なのに在宅に戻せば、介護をする家族が倒れたり、離職に追い込まれたりすることも。本人の意思を尊重することは大切ですが、共倒れすれば、結局、親本人にとっても良いことはありません。
子が施設を検討する4つのケース
施設介護を選ぶタイミングにルールはありません。本人の状況だけではなく、介護する家族の状況もあわせて考える必要があります。あくまで目安ですが、次のような状況の時に、親の施設入居を決める子が多いようです。
- 親本人が「施設に入りたい」と言う
- 自宅に戻せば介護者が共倒れしそう
- 親が一人で過ごすのは困難
- 要介護度が「要介護4」以上
特に本人が望まない場合は、難しい選択となりますが、仕方ないことがあります。本人や家族、医師とも相談して決断をお勧めします。入院中であれば、病院の医療ソーシャルワーカーが相談にのってくれます。