【親が亡くなる前】にやっておきたいこと①

問題になりそうなことは話しおっておく(家族が良好な関係を保てるよな準備)

親が亡くなると、家族は悲しみのなかすぐに葬儀の準備をしないといけません。葬式後も、納骨、法要、役所への届け出や死亡保険金の請求手続き、遺産相続の手続き、有料会員の解約や不要な会員の退会、遺品の整理など、やらなくてはいけないことがたくさんあります。

これらのことは、遺された家族が協力しあって行うことばかりです。仲が悪くなってしまうと、スムーズに話が進みませんし、お互いいやな思いをしてしまいます。

いざ親が亡くなってから話し合うのもよいですが、できれば事前に、家族で親の死後のことを話し合ったり、準備したりしておくことも大切です。何をどこまで話をするのかは、その家族によって違いますが、必ずいつかは起こる親のことの相続について、目を向けることが良いかと思います。

親に遺産をどうするか?考えてもらうことも必要

親の財産は、遺言書がない場合、相続人どうしでどのように分けるのか話合わなければなりません。不動産・少額預貯金の財産を家族間で平等に分割することが困難な場合や、つっききりで介護した、贈与してもらっていたなど、様々な事情から財産をめぐってもめるケースは多くあります。過去のデータから遺産をめぐる争いで裁判になったのは、1万2000件を超えています。よって遺産をめぐって家族の関係が悪化したという話はめずらいしくないのです。

今家族仲がよくても、今後どうなるか?わかりません。父が亡くなったときの相続ではもめなくても、母が亡くなった時にあるかもしれません。

亡くなったときに備えての話は、なかなか本人に切り出しにくいものですが、家族の争いを未然に防ぐために、親が元気なうちに話し合っておくのが良いでしょう。