【認知症】は他人事ではない!!
高齢者の約4人に1一人以上は認知症とその予備軍
日本における65歳以上の認知症の人の数は約600万人と推測され、2025年には約730万人(高齢者の約5人に一人)が認知症になると予測されています。親が認知症と診断される確率はとても高く、誰にとっても他人事ではないです。
普段の生活に支障をきたすほどではありませんが、記憶などの能力が低下して正常とも認知症とも言えない状態のことを、【軽度認知障害】(MCI:Mildcognitive Impairment)といいます。その数は400万人ともいわれ、高齢者の約4人に一人以上が認知症あるいは予備軍になります。MCIの人の約半数は5年以内に認知症に移行する一方、38.5%が正常化したともいわれています。
もしかしてうちの親も認知症?
もしMCIと診断されても、その段階から運動などの予防的活動を開始して、認知症の進行を遅らせることが期待されています。
認知症ではなさそうだと思っても、【以前よりもの忘れが増えた】【もの忘れの程度が他の同年齢の人に比べてもやや強い】と感じたら、念のために専門医を受診することが早期発見・早期対応につながります。
専門医受診のハードルが高い場合はかかりつけ医の医師や地域包括支援センター、保健所で相談をお勧めします。また実際に認知症介護を体験した家族の声も参考にするのもよいでしょう。