かかりつけ医の重要性!!
かかりつけ医とは?
かかりつけ医とは、普段から患者の健康状態を総合的に診断して、治療や助言をしてくれる医者のことです。内科や整形外科等であっても、総合診療の窓口としての役割を担います。厚生労働省の調査によると、65歳以上の高齢者の9割以上はかかりつけ医を決めています。
かかりつけ医の役割は多岐にわたる
かかりつけ医は、慢性疾患の判断と治療、検査、入院・高度な医療が必要になった時に専門病院を紹介(診療情報提供書)介護サービスとの連携(主治医の意見書・主治医の指示書の作成)認知症の早期診断と相談、定期的な健康診断、死亡診断書の作成などを行います。
毎年の健康診断をかかりつけ医で受けておくと、検査データが蓄積されて適切な医療判断と治療につながります。かかりつけ医を探すときは、市区町村や地域の医師会に問い合わせしましょう。
在宅医療について
医師や看護師などが自宅に訪問して診察や看護を行うことを(在宅医療)といい、(往診)と(訪問診療)に大別されます。
往診は、普段は通院できている患者が突発的に状態が悪くなったときに、かかりつけ医が患者の要請に応じて訪問するものです。(往診に応じていない診療所もある)
一方、訪問診療は、常に通院が困難な状態な患者宅に訪問医(在宅医)が計画的かつ定期的に訪問するものです。訪問診療はできないかかりつけ医も多いので、訪問診療が必要な状態になったら、かかりつけ医とケアマネジャーに相談して、訪問診療に引き継いでもらう検討しましょう。
かかりつけ医の見つけ方
- 定期的な健康診断をきっかけにする
- 家族の診療をきっかけにする
- 往診が可能か聞いておく
- 本人(親)が話しやすくて症状を伝えやすいか
- 医者の診断や治療方針の説明は理解しやすいか
- 専門用語もわかりやすく説明してくれるか