介護はチームを組んで行うもの!!!
介護が必要になったとき、家族だけでまずは介護を始めなければと考えている人はまだ多くいるようです。介護保険制度は「介護は社会全体で支え合うしくみ」として生まれました。保険給付は現物支給です。ヘルパーや看護師、理学療法士、福祉用具専門相談員、主治医などさまざまな専門職が集まって介護チームを作り、協力し合いながら介護を実行しようという制度です。
例えば、脳卒中の後遺症で身体的な麻痺があったら、主治医の指示のもと、理学療法士や看護師、福祉用具の相談員が連携して車いすを選びます。そのコーディネートするのが、ケアマネジャーの役割です。
そして、本人も家族もこの介護チームに含まれているのだと考えましょう。
チーム力は、本人、介護の専門職、家族、見守りを含めた地域のボランティアなどのインフォマールサービスがバランスよく整えられたときに、最大限の力を発揮します。したがって、介護が始まるときからプロの手を入れて介護チームを作ることが大切です。
家族だけで介護を担おうとせず、家族も介護チームの一員という感覚になれれば、介護に対する不安も少なくなるのではないでしょうか?