効率よく片付ける遺品整理のコツ①!!
選び出すのではなく【すべてを手放す】前提で取り組む
はじめての遺品整理は想像以上に時間と労力がかかります。意気込んで始めても途中で故人の思い出がよみがえり、手をとめてしまうこともあるでしょう。また、思い出の品物を手放せず、部屋の片付けが思うように進まず、ものがあふれたままになることも良くあります。遺品整理作業は次の3つの段階があります。このうち片付けがもっともエネルギーを要し、かつ重要な作業です。
- 第一段階・・・・・片付け(必要なものと不要なものの分別)
- 第二段階・・・・・整理(同じカテゴリー別に分類)
- 第三段階・・・・・収納・掃除(しまう場所や置き場所を考える)
第一段階の片付けが進まない人は、必要なものと不必要なものを分けることを、新しいとかきれいだから使えるなどと判断してしまっています。
遺品整理と同時に【気持ちの整理】をする
部屋を効率よくきれいにする遺品整理の心得の一つとして、まず遺品を(これから基本的に自分には不要で、すべて手放すもの)と決めて作業することです。
ところが、親が使っていた食器や、親が獲得したトロフィーに対して、(親の思い出が詰まっている品だから価値がある。だから手放さない)と考え始めると片付けの第一段階の必要なものと不要なものの分別作業は進まなくなります。
こんなときは、一旦冷静に考える必要があります。遺族にとっての価値は故人の食器やトロフィーではなく、故人の思い出(記憶)であることがわかるはず。手放さないのは(物自体)ではなく(気持ちと過去の記憶)なのです。(大事なのは故人の思い出。記憶は自分自身の中で生きている)と気持ちを整理できれば、ものに執着せず整理できます。
そして、納得していけば片づけはスムーズに進みます。