離れて暮らす家族が準備しておくこと

身近で頼れる人が必要

離れて暮らす家族の大きな不安は、親の緊急時にすぐに駆け付けられない事だと思います。119番通報を誰かに依頼することも想定し、緊急時に近所さんで親しくしている人がいたら、帰省の際にあたってあいさつを兼ねて緊急時の連絡を頼めないか相談しましょう。

また、日頃から地域住民の見守り支援をしている、民生委員、町内会、自治会の人、地域包括支援センター、市区町村の高齢者見守りネットワークなども緊急連絡先の候補になりますので、離れて暮らす家族の存在を知ってもらっておくと安心です。

みんなで使える(緊急連絡先リスト)

緊急時に親・子・駆けつける人で使えるように(緊急連絡先リスト)を親と一緒に作成しておきましょう。リストには家族、親族親しい地域の人、かかりつけ医、薬局、ケアマネージャー、民生委員、地域包括支援センター、役所などの連絡先を書いて親宅の電話近くに置いておきましょう。離れて暮らす家族も同じリストを共有しておきましょう。

各市区町村では、高齢者の緊急時に備えるための、【救急医療情報キット(緊急連絡カード)】を用意しています。救急車を呼ぶときや災害時に必要となる情報をあらかじめ書いて、保管しておくもので、緊急時に駆け付けた救急隊員などが活用します。

フォーマットは市区町村によって違いますが、緊急連絡先や医療機関などが、主な記入項目となっており、詳細な医療情報が含まれているものあります。作成した用紙は専用の容器に入れて、自宅の冷蔵庫に保管しましょう。